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年始のご挨拶〜大雪と初日の出と〜

宇宙のまち大樹町noteをご覧の皆様、遅ればせながら新年明けましておめでとうございます(暦の上では「寒中お見舞い」の時節かと思いますが、あえて使わせていただきます)。地域おこし協力隊の長谷川です。

一昨日昼過ぎから昨日未明にかけて、大量の雪が降り積もった大樹町。24時間の積雪量は64cmで、中札内村に続き第2位だったそうです。個人的には、一昨年の9月に引っ越してきてからいちばんの大雪となりました。

朝、窓から家の前の駐車場を見たときの驚きといったら…。私の古くて小さな軽自動車は、全体が雪に覆われ(丸みを帯びていてかわいかった)、ルーフには雪が30cmほど積もっていたため、車高が伸びたのかと空目しました。あるいは、地面が隆起して車が浮いているようにも見えました。絶望と恐怖の除雪作業で、全身が筋肉痛なことは言うまでもありません。写真を撮る心の余裕はありませんでした。

▲大樹高校図書室から見たグラウンド(サッカーゴール、見えますか?)

ただ、同じアパートに住む住民の方と車道への開通作業をし出した頃から何だか楽しくなってきてしまい、仕事から帰って、日が暮れてからも一心不乱に手を動かしていました。スノウシャベリング・ハイって感じです。私は何故か「人間の“暮らし”って本来こういうものだよな」ということを考えていた気がします。便利であることや、効率がいいこと、時間が節約されることばかりが大切にされるように思いますが、必ずしもそればかりが生活ではないよな、と。

しかし、その側で大型の除雪車が何トン(?)もの雪をかっさらい、道を開けてくれるのを見たときは、救世主の登場にさすがに胸が踊りました。そして、昼夜を問わず作業をしてくださっている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。本当にありがとうございます。やっぱり機械ってサイコウ。

さらに余談ですが、私は昨日スマートフォンを紛失しました。

ものを失くすことは常日頃から良くあることなので、何も驚かなかったのですが、問題はその紛失したスマホが家の周辺にあるということです。iPhoneには「iPhoneで探す」という便利な機能があり、同期しているその他のデバイス(PCなど)で現在地を確かめることができるのですが、私のスマホはずっと家(あるいは家の前)を示しているのです。

これは、除雪の際に落として雪に埋もれたに違いありません。

私のスマホは、除雪車によって大量の雪とともに雪捨て場に捨て去られるか、春の雪解けまで雪の中で冷凍保存される運命にあるようです。本当に済まないことをしたと思っています。

そんなわけで(どんなわけだ)この数日間はスマホのない生活をすることになりそうです。PCで連絡はできるのでそんなに不自由はありません。むしろ、スマホをいじる時間がなくなると、こんなに時間が生まれるんだ!と感動すら覚えています。昨日はいつもよりたくさん本が読めました。

そんなわけで、わかりやすく大雪の洗礼を受けた私なのでした。

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ドカ雪に見舞われた大樹町ですが、元旦は晩成からとてもきれいな初日の出が望めたようです。

写真を提供してくださったのは、大樹町の小学校についての記事にもご協力いただいた岸本純愛さん!当日の日の出時刻は6:56頃。海を煌々と照らしながら、東の空から顔を出す太陽はなんとも神々しいものです。お正月の佳き日にふさわしい光景だったことでしょう。

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昨年更新した【年末のご挨拶】でもお伝えした通り、今年も「宇宙のまち大樹町note」は大樹町にまつわる様々なトピックスをご紹介していく予定です。

次回の更新は、1月26日(水)。大樹町をメインフィールドに、南十勝の地域資源を活かした自然体験・農林漁業体験・交流体験を企画するSTEP(南十勝長期宿泊体験交流協議会)についてレポートします。どうぞお楽しみに。

新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染者が爆発的に増加していますが、皆様どうぞお身体に気をつけてお過ごしくださいね。


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