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ワーキングステイ住宅利用者インタビュー(1)

こんにちは!移住コーディネーターの岡山ひろみです。
大樹町には、7日間〜60日間気軽に滞在していただける「ワーキングステイ住宅」があることを、ご存知でしょうか?

そのワーキングステイ住宅に2ヶ月間滞在された、イラストレーターのWAGONさんと、宇宙が大好きなエンジニアのウベさんに、お話を聞いてみました!

お二人はドイツで生活していましたが、WAGONさんの故郷である日本に1年間帰国することに。日本での生活拠点となる場所を探しに、大阪、東京、屋久島、札幌などに足を運びました。たまたま、釧路から札幌に向かって下道を走っていたときに、ロケット型の大樹町宇宙交流センター SORAの看板を見つけたことをきっかけに大樹町を知り、ワーキングステイ住宅に滞在することとなりました。

※ワーキングステイ促進事業とは、近年の人口減少、特に若年層の減少が著しい現状において、専門的な知識やスキルを持つ「クリエイティブ人材」等のワーキングステイに取り組むため、大樹町ワーキングステイ住宅を整備し、減少する若年層の移住促進や様々な専門的なスキルを活かしたまちづくりの推進を図ることを目的とした事業です。詳しくは、大樹町ウェブサイトをご覧ください。
https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/kikaku/workstay.html


写真左/WAGONさん、写真右/ウベ ステューラさん


ワーキングステイ住宅の住心地はいかがですか?

WAGON
すっごくよかったです!大樹に移住するなら、今回滞在した家に住みたい!と思うくらい良かったです。
少し小高いところにあって、利便性も良いですし、家から見える景色がすばらしく、とてもいい家だと思いました。将来、大樹町に移住する際に、ワーキングステイ住宅よりもいい場所が見つけられるのだろうかと、今から不安です。

ワーキングステイ住宅から見える町の様子

ウベ
ワーキングステイ住宅は4LDKだったし、2人で住むなら広すぎるんじゃない?(笑)でも、アトリエと仕事部屋をそれぞれ作れるくらいの広さはほしいね。

WAGON
滞在中、より居心地をよくするために、間接照明を買いました。そしたら、すごくいい感じになりましたね。
もともと、レコードを集めるのが好きでしたが、何年も倉庫に預けていたんですよね。でも、大樹に来てから久しぶりにレコードを出してきました。

ウベ
プレーヤーも買って、レコードを楽しんだね。


ワーキングステイ住宅の、WAGONさんの仕事スペース

大樹町に来る前の印象と、来てからの印象は変わりましたか?

WAGON
私たちは1年間、日本のいろんな町に滞在していた中で、田舎の町には、外から来る人を拒むような、とても閉鎖的な雰囲気のところもありました。でも、大樹町は全然違いました。みんなでいっしょに頑張ろうとしているのを感じました。

ウベ
2ヶ月間の滞在で、想像していた以上のことを、深く知れたと思います。
例えば、町にはビジネスを作ってる人が多いですよね。自分でやる人が多くてすごいなと思いました。洋菓子店も始まった(※)し、その洋菓子店のシュークリームはとてもおいしかった。

※3月21日から始まった「ami poire(アミ ポワール)」。東京で14年経験を積み、大樹町にUターンしたパティシエ早坂さんがオープンする洋菓子店。

WAGON
ami poireのシュークリームは、食べた次の日まで美味しさの余韻に浸っていられるくらい美味しかったね。

ウベ
あと、町のみんなが宇宙事業やインターステラテクノロジズを応援していますよね。蝦夷マルシェで知り合った町の人は「若い人に来てほしい」と言っていて、町の盛り上がりを求めていると感じました。

WAGON
その時、町の人も外から移住してきてほしいと思っているんだと感じました。その方には、「いつ住民票持って来る!?」なんて言われましたね(笑)

ウベ
あとは、大樹町の人たちは、自分を外国人だからと差別しなかったのがとても嬉しかったです。たくさん話しかけてくれて、温かい町だと感じました。

滞在中はどのように過ごしましたか?

WAGON
平日は基本的に家で仕事をしていました。あとは、水曜日の交流会(※)には必ず行っていました。
私たちは滞在前から大樹町のことをいろいろ調べていて、家系ラーメンの「堀江家」のことも知っていて。大樹に来てすぐにラーメンを食べに行ったら、堀江家のJOEさんに「地元の人じゃないですよね?」って聞かれて、交流会に呼ばれたのがきっかけです。

※大樹町では、ベテラン町民とビギナー町民が出会える場として、ショッピングセンター コスモール内の「堀江家」にて交流会を行っています。4月からは月2回の開催に変更となりました。

ウベ
初めての水曜日の交流会に行った時、ウェルカムな雰囲気だったのが嬉しかったです。

交流会の様子

WAGON
交流会が20時で終わるので、その後に行く蝦夷マルシェもとても楽しかったね。

ウベ
あとは、車が必要だけど、山登りはとても良かった。

WAGON
土日は遠出することもあったね。雌阿寒岳や鹿追町の然別湖などに行きました。車はレンタカーで2ヶ月間借りていて、登山用品はインターネットでレンタルしました。

ウベ
僕は、雪の中の山道を運転するのは楽しかったけど、運転嫌いな人だと住むのは厳しいかも。

WAGON
ここに住むなら運転免許は必要かもね。

大樹町から車で約2時間ほどの場所にある雌阿寒岳登山の様子


滞在中で一番印象的だった出来事はどんなことですか?

ウベ
インターステラテクノロジズの工場見学がとても楽しかったです。もともと宇宙が好きで、いまも宇宙系の仕事を探しているから、工場の中がどういう雰囲気なのか、とても気になっていました。

WAGON
もしかしたら宇宙関係の方と知り合いになれるかもしれないね〜って話してたんです。そしたら、交流会で知り合うことができて。

ウベ
交流会ではインターステラテクノロジズだけじゃなくて、SPACE COTANの人とも知り合えたね!

工場見学の様子


滞在中に大変だったことはありますか?

ウベ
1月の寒い時期は、水道管の凍結が大変でした。夜、ストーブを消して寝たら、朝に水道管が凍っていました…。ストーブは消さず、一番小さい温度でつけ続けることが大事ということを学びました(※)。

※一般的に、マイナス4度を下回ると凍結する恐れがあります。大樹町では、厳寒期はマイナス20度近くにまで冷え込むため、一日中ストーブをつけっぱなしにする、水抜きをするなどの対応が必要になります。大樹町ホームページにも、水道管凍結について書かれています。https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kensetsu/jougesuido/touektu.html

WAGON
そう、水抜きとかもよくわからないもんね。

ウベ
でもすごく楽しく過ごせたね。雪かきも大丈夫だったし。

WAGON
滞在中に何度か雪が少しだけ降りましたが、近所の方が除雪を手伝ってくれたんです!自分たちで雪かきをしていたら、重機でサササ〜っと。

ウベ
駐車場も広げてくれたよね。

WAGON
あの方がいなかったら、雪かきはかなり辛かったかもしれないね。


WAGONさんが描いた、大樹町のイラスト

大樹町の好きなところを教えてください。

ウベ
僕としては、雰囲気と人。想像していたより、とても住み心地が良かったですね。

WAGON
ウベは、道ですれ違った人に「こんにちはー!」って話しかけるのですが、みんな「こんにちは」って返してくれるんですよね。すごく嬉しかったです。挨拶してくれる町って素敵ですよね。
そういえば、携帯電話をお店に忘れたときも、ありがたかったね。

ウベ
たんぽぽ(※)のマスターね!

四季の味たんぽぽという居酒屋。地元産の食材をふんだんに使ったメニューに、柔らかな雰囲気のママ・マスターが出迎えてくれる、大樹町民に愛される店の一つ。筆者が好きなのは、さば寿司とみぞれ唐揚げ。

WAGON
たんぽぽで私が携帯電話を忘れた翌日の昼に、わざわざマスターが届けに来てくれたんです!お店でワーキングステイで来ていることをマスターには話していたものの、マスターが「ワーキングステイ」というキーワードだけを頼りに、色んな人に聞いて滞在場所を探してくれたんです!もう、びっくりしちゃって。

ウベ
すごく驚いたよね。

WAGON
あとは、大樹町で出会えた人たちみんな前向きなのがいいなと思いました。


これからワーキングステイ住宅を利用する方に向けて、おすすめしたいことはありますか?

ウベ
実際に2ヶ月間滞在した経験から言えることは、1ヶ月は短いということ。町を知るには、最低でも2ヶ月いたら良いと思います。
今回は1月・2月の真冬に来ましたが、真冬とか真夏とかしっかりした季節に何度か来て(※)、いろんな時期を試すのが良いんじゃないかな。

※ワーキングステイ住宅は、同一申請者1人(1組)につき3回まで利用することが可能です。

WAGON
そうだね、今回はうんと寒い冬を体験できたから、夏も過ごしてみたいね。


いかがでしたか?ワーキングステイ促進事業に興味を持った方は、こちらをご覧ください!

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