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大樹町のUな人 ー 播間章浩さん

こんにちは!町民ライター&大樹町移住コーディネーターの岡山ひろみです。

この度、「Uな人」というシリーズを始めます!「Uな人」とは、大樹町で生まれ、自らの意思で町を出たにもかかわらず大樹町に戻ってきた、いわゆる「Uターン」を選択した方々にインタビューする企画です。記念すべき第1回目は、播間章浩(はりま あきひろ)さんにインタビューしました!

播間さんは、1984年生まれ。高校生まで大樹町で過ごし、大学進学を機に札幌市に拠点を移します。2008年に司法書士試験に合格し、そのまま札幌市にて司法書士事務所を開業しました。札幌市での仕事は順風満帆でしたが、2013年の秋に大樹町へ事務所を移転。更にその4年後には大樹町で不動産売買・仲介業務を担う合同会社HARIMAを設立します。現在は、町への移住やUターンの住居問題を一手に引き受ける、大樹町になくてはならない存在となっています。

大樹町から札幌市へ、札幌市から大樹町へ

岡山:
もともと、大樹町に戻ってくるつもりで札幌市の大学に進学したのですか?

播間さん:
町に帰ることは全く考えていませんでしたね。最初は知人の司法書士事務所で間借り開業させてもらって、その事務所の仕事も手伝いながら自分の仕事をやっていましたが、だんだんと自分の仕事で手一杯になってきたので、白石区で自分だけのオフィスに移転したんです。そのときは、自分の人生は札幌で過ごすものだと思っていました。事務所は何度も移せないですから。

岡山:
それなのに、29歳のときに大樹町に事務所を移転させたんですね!どうして町に戻ってこようと思ったんですか?

播間さん:
町内の方々から「町に戻って、司法書士事務所をやってくれないか」と声をかけてもらいました。更に、もともと札幌にいながらも大樹町の仕事を請け負っていて町民の様々な声を聞いていたこともあり、だんだんと町に帰ることを意識していきました。

岡山:
札幌市白石区にオフィスを構えていたことを考えると、町に戻るのはとても大きな決断ですよね。

播間さん:
はい。大樹町はずっと好きな町でした。札幌市に住んでいたときも、かなり頻繁に町に帰ってきてましたし、ふるさと納税もずっと前から町に寄附していました。生まれ育った町を大切にしたい気持ちがあったというか…離れていてもずっと大樹のことを意識していました。なので、札幌から大樹に移転すれば収入が下がることは想像に難くありませんでしたが、それも覚悟し、事務所を大樹町に移しました。

▲町内のオフィス

岡山:
大樹町のことが好きで、大切だという気持ちは、子どもの頃から持っていたものですか?それとも大樹を離れたから芽生えたのでしょうか?

播間さん:
一度町を離れたから大樹町が好きということに気づけたのかもしれないですね。高校生までは当たり前すぎる環境で、好きとか嫌いとかは分からなかったです。札幌で、それまで知らなかった世界に触れて、結果「大樹が好きだ」と思えたのだと思います。今は、町のためにできることはやって、貢献していきたいと思っています。

▲播間さんのオフィスにて

播間さんのこれから

岡山:
改めて、播間さんの現在のお仕事を教えてください。

播間さん:
司法書士、行政書士の仕事に加え、2017年から不動産事業も始めました。それまで不動産は帯広の会社にお願いしていましたが、遠いし売れないしであまり良い顔をされなかったんです。たまたま自分が宅地建物取引士の資格を持ってたので、「町のためになるなら、自分でやろう。全てを担えると町民や移住者のニーズに応えやすいはずだ」と思ったのが理由です。

岡山:
実は私が住んでいる土地を購入したときも、播間さんに対応していただきました。今、不動産のニーズがすごく高まっているんじゃないですか?

播間さん:
始めた当初は、大樹町の不動産の動きは全く無くて、売りたくても売れない状態でした。それがここ2〜3年くらいで一気に動き出し、アパートが建ち始めました。今は、町に移住したい人が住む場所を探そうとしても、空き部屋が見つからないほどの状態です。
いろんな方から移住や店舗開業の相談を受けているとニーズが見えてくるんですよね。既存のリソースでニーズに応えきれないならば自分でやるしかないと思って、家具付きの部屋を貸し出したりしています。

▲オフィス内の本棚

播間さん:
他にも、古い物件を持っていて売り先に困っている人がいたら自分で買い取ったり、まとめて土地を買い分譲地をつくるために動き出したりしています。単純に投資して利益を得たい方に土地を売るのではなく、町を気に入って、町に住みたいと思ってくれる人が家を建てられるようにしていきたいですね。3〜4年後の大樹町の需要に応えられるようになりたいと思っています。

岡山:
どうしてそこまで大樹町に貢献しているのでしょうか?

播間さん:
自分でも「なんで町のためにこんなに貢献してるんだろう?」と思うこともあります…(笑)。そもそも「町に戻るなら町に貢献しよう」と思って帰ってきましたし、田舎なので若い世代が頑張らないとすぐに衰退してしまうという危機感があるからだと思います。
でも、大樹町に事務所を構えて8年目ですが、今、かなりいい風が吹いています。宇宙の町としてもそうですし、インターステラテクノロジズもすごく頑張ってますし、30代の若手経営者も活躍していますから。

インタビューを終えて

播間さんに誘われて、町で面白いことをやろうとしている人や、町を面白くしたい30代経営者の集まりに参加させていただきました。自己紹介でそれぞれが「こんなことをやりたい!」と話している姿がすごくキラキラしていて、「いい風」を感じました。私もその一翼を担うべく、移住コーディネーターとして頑張りたいと思います!

司法書士・行政書士 播間総合法務事務所 ウェブサイト
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を中心に取り扱っています。

合同会社HARIMA 不動産事業部 ウェブサイト
大樹町を中心に、アパートや戸建て住宅の賃貸、店舗の賃貸、土地の売買などを取り扱っています。



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