見出し画像

大樹町でのリモートワークについて【ゲストライター岡山聡】

こんにちは!
いつも「宇宙のまち大樹町note」をお読みいただきありがとうございます。

昨年10月から始まった町民ライター制度。いままで有志の3人が大樹町や自身の経験について記事を書いてきましたが、今回は、ゲストライターお招きして大樹町での暮らしについて語って頂きます。
今回のゲストライターは大樹町に住みながら、完全にリモートワークで仕事をしている岡山聡(おかやま さとし)さんです!
岡山さんは、埼玉県出身。長く東京で働いていましたが、結婚を期に札幌へ。2019年からリモートワークを始め、より良い環境を求めて、2020年5月、大樹町に引っ越して来られました。コロナ禍でよく耳にするようになったリモートワーク。岡山さんは大樹町ならではの楽しみを見つけているようですが、実際にはどんな生活をしているのでしょうか?

自己紹介

データ分析のソフトウェアを開発しているアメリカ企業の日本法人にて、エンジニアとして勤務している岡山聡です。
お客さんへの販売や技術サポート、チームメンバーのサポートなどを、会社に出勤せず完全に自宅で行う「フルリモート」で仕事をしています。

以前はお客さんを直接訪問して、説明やサポートをしたりということがほとんどだったのですが、コロナの状況もあってリモートで仕事をすることがスタンダードになってきています。人と話す機会が減ったので、愛する2匹の猫に話しかけています。

画像1

▲話し相手の猫です。仕事中はいつもそばに居てくれます。

そんな中、なぜ大樹町でリモートワークを?というお話をいただいたので、個人的な感想になりますが記事を書かせていただきました。

いまは大樹町に引っ越してきて約1年ちょっとが経過しましたが、リモートワークをするにあたって、なぜ大樹町だったのか?田舎でもリモートワークが成り立つのか?という観点でお話ししますが、本題に移る前に、どういう1日を過ごしているか簡単にご紹介します。

1日の流れ

画像2

まずリモートワークをしていて、重要なポイントとしては、朝の散歩です。
通勤がなくなり、運動不足が顕著に体に現れてきたので、必ず朝は通勤の代わりに近所を散歩するようにしています。

ビルに囲まれた都会とは違って、大樹町は空が広く自然があり、散歩するだけで非常にリフレッシュできます。

仕事は一応勤務時間があるので、その時間は仕事をしていますが都度散歩をしたり、庭でゆっくりコーヒーを飲んだり、後述するソフトクリームを食べたりなど、気分転換を図っています。

夜、外食することもありますが、お酒を飲むことも多いので、家で食事をすることが多くなりました。(飲酒をすると車での移動ができないので)

また、リモートワークの良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、どこでも仕事ができるので、夜に気になること、調べたいことや、仕事がある場合は夜中まで仕事をすることもあります。
アメリカの会社なので、夜中にWeb会議などをすることもありますが、できるだけ、規則正しいスケジュールで生活するようにしています。

リモートワークのきっかけ

妻との結婚を機に、東京から妻の住む札幌に引っ越しました。転がり込んでおいてなんですが、仕事するには部屋が手狭でした。

二人で家のことを考えている時に、妻から「神宮司さんの家で見た景色が忘れられない!どうせ家で仕事をするなら良い景色のほうが良いんじゃない?」という提案があり、田舎に家を建てようということになりました。

※妻が大樹町在住の神宮寺さんの家から目の前に広がる景色を見たくだりはこちら

画像3

▲妻が惚れ込んだ絵画のような景色。

ちなみに、私自身は北海道のことは全く知らず、札幌駅と狸小路くらいしか理解していない状態でした。

なんで大樹町を選んだか?

妻の希望としても挙がりましたが、リモートワークをするにあたり居住地の条件としては下記があがりました。

(1) 妻の希望する景色であること(景観がいいこと)
(2) 自然豊かであること
(3) 空港までの移動距離が短いこと
(4) 光回線があること

この条件を満たすのが大樹町だったわけです。


(1)妻の希望する景色であること(景観がいいこと)
(2)自然豊かであること

これについては妻の意見もありましたが、私自身東京で十数年働いた中で、こんなことを思っていました。

- 田舎や自然が多くあるところで、静かに仕事がしたい
- 出社しなくても家でも十分仕事できるし、会社に行く意味があんまりないかも…

毎日、混雑した電車で通勤することや、自然がない環境に疲れていた気もしますが、どうせ暮らすなら自然が豊かで静かなところで働こうと思っていました。

(3)空港までの移動距離が短いこと
仕事柄、出張が多くコロナ前までは海外にも毎月行くような状況だったことに加え、会社から緊急で呼出しがかかることも多かったため、できる限り空港が近い場所を選択肢として考えていました。

大樹町は帯広空港まで車で30〜40分くらいだったので、ちょうど良い位置にありましたし、羽田まで1時間30分程度で、JAL/ANAで一日3便くらいあります。

(4)光回線があること
ここが一番重要かつ難航したポイントでした。
田舎なので、土地はあるんだけど光回線がない、市内の中心部から離れると、光回線が引かれていないという、田舎ならではの問題がありました。

大樹町は比較的光回線が通っている地域が多いことが決めての1つでした。
他の町村ではロケーションは抜群だけど光回線がないという理由で、何箇所も断念しました、、、

大樹町で暮らすにあたって

知らない田舎で暮らすにあたって、不安に思う人も多いと思いますが、一年ちょっとですが、大樹町での生活の良かったこと/困ったこと書いてみます。

良かったこと
- Amazonは届く(即日は無理だけど、普通に届く)

- スーパーでの買い物がアガる
大樹町のHPにて鮮魚情報なるページがあり、それを見て魚を買いに行くのが楽しいです。
見たことない魚や、旨い魚が手頃な値段で手に入ります。
https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/nourinsuisan/suisan/5030506.html

画像4

画像5

▲町にあるスーパーには、近隣で採れた魚が並びます。

- 結構店はある
飲食店が少ないのかなと思っていたのですが、想像よりもお店はたくさんあって楽しめますね。龍月という飲食店があるのですが、美味しいのでよく行っています。

画像6

▲龍月の豚丼です。十勝では豚丼がポピュラーです。

- 気分転換がうまくできるスポットが多い
リモートワークだと、ずっと家にこもって一人で仕事をしていることが多く、気分転換が課題です。
しかし大樹町は、家の前はもちろん、歴舟川、大樹漁港など様々なスポットがあって気軽に気分転換できるのもいいです。
また、大樹町は牧場が多いので尋常ではなく美味しいソフトクリームが食べられます。
たまに休憩で近所の半田ファームのソフトクリームを食べに行ってます。

画像7

▲十勝のソフトクリームを食べ尽くす「ソフトクリームラリー」に挑戦中です。


また、町内にある晩成温泉や、隣町である幕別町(忠類)の十勝ナウマン温泉に行ってサウナに入ったり、広尾町にあるベイラウンジコーヒーで美味しいコーヒーを飲んだりして気分転換をはかることができます。


困ったこと
- 冬はマジで寒い。灯油代が結構かかる。
→寒くて、ずっとストーブをつけているので、灯油代は結構かかりますね。毎月入れに来てくれるのですごい助かってます。

- 雪かき
たまにドカ雪が降ります。「とりあえず積もったら雪かきをすればよい」というのは甘い考えでした。雪が降ったらすぐにやらないとどんどん積もって重くなっていくので、とても大変でした。ただ、直近の冬は4回くらいだったので、体力がある人なら大丈夫かと、、、

画像8

▲家の庭にもキツネの足跡がありました。

- 虫
→自然が多いので、虫と遭遇する機会は結構あります。ただしゴキブリはいないので、全然いいですね。

- 物価が安いかと言われると疑問
→そこまで物価が安いイメージはないですね。ただ美味しいものが安く手に入る感じです。道の駅とかに行けば、安く入手できるけど、他のものはそこまで値段は変わらないかな。これは大樹町だけの話ではないので、どこの田舎でもそうなのかなと思ってます。

- 通販の送料が高い
北海道地域はどこも送料が高いと思うのですが、このコロナ禍の状況で、ECサイトでものを購入することが多くなったと思います。送料がそれなりにかかるので、たくさん買い物をする人はちょっと気になる点かと思います。

- 車
田舎には車が必要だよね?とよく言われますが、車がないと行動範囲が狭まるので、買ったほうがいいですね。
私はペーパードライバーで、免許をとったあと十数年運転していませんでした。めちゃくちゃ不安を覚えながら運転しましたが、道も広いし、交通量もそこまで多くないのでだいぶ上達したかと思います。

画像9

▲初心者にも走りやすい道ばかりです。


また、よく他の人から言われることとしては

- 買い物どうするの?お店あるの?
→帯広(車で1時間かからない)まで出ればいろいろあるんでそこまで困らないけど、少し遠いかもです。常にお店がまわりにほしい!便利なのがいいっていう人には向かないと思います。
でもホーマックもスーパーもあるし、ご飯を食べられるところもあるので、日常生活ではあんまり困りません。たまに札幌に行ったりして、いつも以上に楽しめるので、逆にいいかもしれません。

- 暇じゃない?やることある?
→ キャンプ・釣り・登山・スキーにスケート、園芸までなんでもあるんであんまり暇じゃないですね。
東京にいるときよりアクティブかと思います。

画像10

▲近所にたくさんキャンプ場があり、気軽にアウトドアを楽しめます。

- 田舎って人間関係の距離近くない?
→ディープな人間関係を想像してビクビクしていましたが、そんなことはありませんでした。気軽に挨拶するぐらいでそんなに深くは関わっていないかと思います。町内会の活動で近所にどんな方が住んでいるのかが把握できるので、逆によかったのかなと。

- ネット通じてるの?
→ 通じてます。利用者が少ないからかは分かりませんが、それなりに速度が出ます。
東京の同僚と比較したことがありますが、大樹町の方が速いことが多いですね。

- 住むとこなくない?
確かに都会と比べると選択肢は少ないです。
賃貸情報サイトではあまり情報がないことも多いですね。

地域の不動産を扱っているところなどのHPを見ると、結構載っていたりするので参考にすると良いと思います。

大樹町ですと地元の会社さんで、こういう情報を載せてたりします。

http://harima.sesh.estate/

私の場合は役所のHPは定期的に確認してました。

・公営住宅の案内
https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kensetsu/kenchiku/koueizyutaku.html

・住宅分譲の情報
※記事を書いてるタイミングですと、出てませんでしたが、当時は売却している土地などの案内がいろいろ載っていました。
https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/soumu/kanzaikeiyaku/bunjyou.html

隣村の更別村ではこんな感じで住まい情報がでてます。
http://www.sarabetsu.jp/ijyuu/information/

・支援
自治体の多くが、住宅支援サービスなどを提供していて、家を建てるときに一部の金額を補助してくれます。

https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kensetsu/kenchiku/my_home.html

移住者による住宅、併用住宅の新築又は建売住宅の購入は150万円も助成金がでるので
そういう制度を活用するのが良いと思います。

田舎でもリモートワークはできるのか?

どんな仕事もできるのか?
これを言ったら元も子もありませんが、会社の環境、仕事の内容に大きくよるかと思います。IT系の仕事の観点からみると、いまはリモートワークをできる環境が整ってきているので、ネットと仕事に集中できる気に入った環境であればできると思います。

ただ、どうしても対面でのコミュニケーションが必要だとか、その場にいないといけないことが多い職種の方はまだ難しいのかなと思います。

私の場合は、会社自体がアメリカの会社で、多くの社員がコロナに関係なくリモートワークをしていたので、他の企業の方よりはやりやすかったかと思います。
そういう意味では外資はおすすめなのかなと。

画像11

▲試行錯誤して充実させていった自宅の仕事場です。

どうやってリモートにしたの?
いまや会社としてはリモートワークを推奨していますが、当時は特に推奨はしていなかったので、上司へのネゴシエーションはちゃんとやりました。当たり前ですが、「はい!リモートワークします」はあまり通じないと思うので。理解ある会社と上司で良かったと思います。

具体的にどんな話をしたかというと

- そもそも会社としてリモートを許可できるか
- どの職種なら許可してもらえるのか
- できない場合の選択肢(転職やリモート可能なチームへの異動打診)
- 同僚への根回し
- リモートする上での可能な限りでの条件提示
- 緊急や案件によってはすぐ東京や海外まで行くこと
- 東京には四半期ごとに数回は行くこと
- リモートでもいままで以上の売り上げにコミットすること
- 給料がどうなるか(地方だと地方の給料額になることも多いので)

ということを話して、リモートワークで働くことを快諾いただきました。
特に、リモートワークになったことでパフォーマンスが下がらないよっていうところと、目標の設定は明確にしました。

リモートワークで気をつけること
これはだいぶ個人的な意見になりますが、、、

- 知り合いが誰もいなかったので、自分で行動というかアクティブにならないと一人になりがちです。なので地域のイベントとか、知り合いを作る行動は必要だと思います。
特にリモートワークは1人での仕事なので、孤独感は多少あります。。。。

- レスは早く・丁寧に・できるだけサポートしてあげる
リモートだとどうしてもコミュニケーションが難しい部分や、顔が見えない分、ニュアンスがわからないことも多いと思います。
チャットでやり取りするときは、できるだけすぐにレスする(回答がわからなくても、一旦返事をする)や、あんまりぶっきらぼうなレスにならないようにしています。

また、チャットで他の人が困っているときは、できるだけサポートするようにしています。

今後

今後、大樹町でリモートワークする人がいらしゃったらぜひお話しましょう!
北海道は環境もいいので、リモートワークするには結構良いと思います。



移住前後の疑問・不安解消に、「大樹町移住ホットライン」をお使いください!移住コーディネーターがお答えします!