大樹町グルメ紹介【第2回】食欲の秋に食べたい大樹町のお肉
こんにちは!大樹町地域おこし協力隊の宮田です。
大樹町は秋になり、ずいぶん寒くなってきました。
今年の夏は私にとって大樹町で経験する初めての夏だったのですが、周りの大樹町民の方々は「今年の夏は暑かった」と言っていました。本州出身で暑さに慣れている私にとっては、昼間の暑さはそこまで苦ではなかったのですが、家にエアコンがついていないので、夜の寝苦しさが大変でした。そんな夏も去り、食べ物がおいしい食欲の秋になりました。
そこで今回は、美味しいもの代表「お肉」の特集として、大樹町内で生産されているこだわりのお肉を味わえるお店を紹介したいと思います!
~ファームレストラン編~
【夢がいっぱい牧場】ビフトロ丼
「夢大樹黒毛和牛」と呼ばれる黒毛和牛の、生産から加工までの一貫生産を行っている「夢がいっぱい牧場」。牧場内のレストランでは、夢大樹黒毛和牛を使用した様々なメニューが楽しめます。
名物のビフトロ丼は、まるでネギトロ丼のような、生風味の牛肉のうま味が楽しめるメニューです。
ビフトロは、ローストビーフを作る要領で牛肉の外側に火を通し、生風味が残る内側の赤身部分と脂身部分を混ぜてミンチ状にしたものを凍らせて作っているそう。ご飯に乗せると、凍ったビフトロがご飯の熱で溶け、食べると口の中でさらにとろけて、絶品です!
似たメニューに、同じ十勝にある清水町のご当地グルメとして有名な「牛トロ丼」がありますが、ビフトロ丼は牛トロ丼と比べてあっさりした味です。ビフトロ丼のご飯部分は酢飯になっており、シソも混ぜ込んであるので、さらにあっさり頂けます。
レストランを利用する際は、まず、敷地内に入ってすぐの建物でお店の方に声をかけると、対応して頂けます。レストランは1月〜3月まで冬季休業予定とのこと。ぜひ年内に食べに行ってみてください!
【源ファーム】豚丼
酪農や和牛が有名で、牛のイメージが強い大樹町ですが、町内には美味しい豚肉を味わえるお店もあります。「ケンボロー・ホエー豚」を生産している「源ファーム」です。
「ケンボロー・ホエー豚」は、「ケンボロー豚」という種類の希少な豚に、チーズを作る際にできる副産物としてできる「チーズホエー」を与えて飼育しているそうです。ミネラルやビタミン、生きた乳酸菌などがたっぷり含まれているホエーを飲んで育った豚は、豚肉の臭みが少なく、ジューシーで、脂があっさりしているのが特徴だそう。
今回は、牧場内のレストランで食べられるメニューの中から豚丼をご紹介します。
大きなお肉がたっぷり乗っていて、ボリューム満点!脂身はほんのり甘くてさっぱりしていて、やわらかく、こんなにお肉が乗っているのに、一杯ペロッと食べられます。
タレは醤油味と味噌味から選べます。豚肉の旨味を邪魔しない薄味のタレで、豚肉の味をしっかり楽しむことができます。本場、帯広の豚丼にも負けない美味しさです。
レストランでは、お肉の販売も行っており、お土産に豚肉を買って帰ることもできます。一度食べたらまた食べたくなり、お土産に買ってしまうこと間違いなしです!
~お土産編~
【やまき牧場】バナナ牛
「F1交雑種」(※) を生産している「やまき牧場」の牛たちは、仔牛の頃から皮をむいたバナナをおやつにあげて育てているので『バナナ牛』と呼ばれています。牛たち一頭一頭に毎朝バナナをあげているそうです。
生産者の八巻さんご夫婦によると、青かったり、熟れすぎたりしているバナナは牛たちが嫌がってあまり食べないそうで、バナナの管理がかなり大変とのこと。
手間をかけて大切に育てられたバナナ牛は、ハンバーグやローストビーフになって道の駅コスモール大樹、道の駅さらべつで販売されています。さらに、牧場内の直売所では、バナナ牛の精肉(ステーキ肉や焼肉、すき焼き肉等)も購入できます。電話などで連絡すれば、発送もしていただけるとのことです。
実際に直売所で購入させていただき、家で食べたバナナ牛は、牛肉の臭みがほとんどなく、脂はほんのり甘く、そしてやわらかい、とっても食べやすいお肉でした。精肉は、塩コショウのみの味付けでも十分なほど、バナナ牛そのものの旨味が楽しめます。ハンバーグは解凍して焼くだけ、ローストビーフは解凍するだけで気軽にバナナ牛を楽しめます。
どれも絶品なので、ぜひ食べてみてください!
▲大樹町移住コーディネーターの岡山さんによる、バナナ牛ローストビーフの食レポ記事はこちら!
食欲の秋。是非大樹町に遊びに来て、美味しいお肉を堪能してみてはいかがでしょうか。